本日読了しました。
これ。
「超現実主義」山田なぎさと「人魚姫」海野藻屑が、「神聖貴族」友彦の協力を得て作成した「砂糖砲」を駆使し悪の根源「マサチカ」を打ち倒す愉快痛快思春期ファンタジー。
……うそです。
中学生の主人公山田なぎさと、転校生海野藻屑。この二人の友情を描いた作品です。
幻想的な空気感を持っています。
主人公の視点で物語は進み、山田なぎさとともに、少しずつ結末に近づいていきます。
少しづつ転校生との中が深まっていくあいだ、山田なぎさは何を見て、何を感じ、何を思うのか。
自分が主人公になったかのように感じます。
しかし、読者は結末を知っている。
本を開いた途端、目に飛び込んできます。
どのようにそこへ行き着くのか。
結構薄めで、文章も主人公の口調になぞっているので、するすると読める作品です。
また面白い本は読み出したら止まりませんよね。
ということで。
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